収納力UP!造作家具の魅力をご紹介
家づくりはより快適な暮らしを送るために大事な基礎となります。中でも、内装に大きな影響を及ぼす家具やインテリア。どんなものが良いのか悩むところですよね。
既製品の家具を購入するのも良いですが、造作家具という家自体にフィットするものを作るのもひとつの手です。
完全オーダーメイドとなる造作家具は高価だと思いがちですが、低コストに抑えることもできます。例えば無垢材から合板に変更するだけでも、かなり値段に差が出るんです。また、既製品よりも収納力もUPするのも嬉しいポイント。
しかし、そもそも造作家具とはどんなものなのでしょうか。
オーダーメイドの造作家具
造作家具という言葉は、あまり聞き馴染みのない方もいらっしゃるかもしれません。
この造作という言葉は建築用語で、新築を建てる時などの内装工事のことを言います。そして造作家具は内装工事の時に作る、その部屋のサイズや雰囲気に合うように作成したもの。
この造作家具は、お店で買うものとは違って自分で自由にサイズや幅、奥行き、素材などを決めることができます。他にも怪我をしないように丸みをもたせて角をつくらないといった細かく設計できるのは、お子様のいるご家庭にも嬉しいですよね。
また、なかなか出来合いのものでは難しい高い部分まで無駄なく空間を使えるので、収納力もかなり向上します。
おすすめの造作家具3選
収納上手になるキッチン周り
一番最初に造作家具を検討したい場所といえばキッチンです。炊飯器やミキサー、お鍋などかさ張るものばかり。
キッチンに内蔵してある収納だけではとてもじゃないけれど足りなくて困りますよね。しかも、重いものが多いので市販のものだと強度が心配です。
造作家具なら、キッチン用品をそれぞれ収納できるように高さや幅、使いやすい奥行きなどを決められます。しっかりと防水や吸水性の高い素材を選び、しっかりとした強度で作ることができるので安心して使うことができます。
デッドスペースになりがちな天井付近も、収納スペースとして活用することができるのも魅力的です。
壁を利用した収納棚
テレビボードと一体化した収納棚が一般的なこの壁面収納も、造作家具としておすすめしたいものの内のひとつです。
テレビの大きさに合わせた棚の周りに、好きな雑誌を見えるように立てかけたり、お気に入りのアーティストのCDを並べてみたり、おもちゃを片付けるボックスを置いてみたり……色んな使い方ができるのでとっても便利。
また、リビングだけでなく自室にも趣味のものをディスプレイする棚として使う方も多いようです。
場所をさほどとらずにたくさん収納できる壁面収納は、小物や本など様々なものを自由に立てかけてオシャレさと実用性を兼ね備えていています。
丈の長い衣服もかさ張らず手間なし!
ロングコートやカーディガンが流行っている今日この頃ですが、仕舞う場所にお困りではありませんか?
丈の長いものは、折り畳むと皺がついてしまったり、型が崩れてしまったり、かさ張ったりと収納場所に困りますよね。クローゼットの中に長丈衣服の場所を決めておくのもひとつの手ですが、かなりの場所をとるので他の服が入らなくなってしまう、なんてことも。
間取りにウォークインクローゼットやウォークスルークローゼットを取り入れても、「足りない!」といった声もよく聞きます。
そんな時にも造作家具が大活躍!
コートやワンピースなどのロング丈のもの、シャツなどのミドル丈のものなど、それぞれの大きさに合わせてサイズを設計することで、スマートに収納することができます。
造作家具は使いどころが大事
新築を建てる機にすべて造作家具に一新できるのがベストですが、予算が超えてしまいます。
「ここには造作家具を設えたい!」という希望のスペースには、使い勝手の良いサイズにオーダーすると良いでしょう。
造作家具は部屋に取り付けるものが多いため動かしづらくなります。一方、既製品はすぐに取り替えが効くので、場所によって使い分けるとより快適な住まいとなるでしょう。