白と黒の外壁どっちが後悔しない?メリット・デメリットを比較して最適な選び方を解説
注文住宅の外壁を選ぶ際、「白と黒の外壁 どっちが正解?」と迷っている方は多いでしょう。実際、白と黒の外壁はどちらも人気な一方で、それぞれにメリット・デメリットがあります。選び方を間違えると後悔することもあるので、家づくりでは慎重な判断が必要です。この記事では、「白と黒の外壁のどっちが、マイホームに合っているのか?」について、くわしく解説します。外壁選びで失敗しないために、ぜひ参考にしてください。
白い外壁のメリット
白い外壁は、多くの注文住宅で採用される人気のカラーです。明るく清潔感のある印象を与えるだけでなく、さまざまなメリットがあります。ここでは、白い外壁の魅力と機能性についてくわしく解説します。
開放感と明るさが演出できる
白い外壁の最大の魅力は、家を明るく爽やかな印象にしてくれる点です。白は光を反射するため、日当たりが良い場所ではさらに明るさが際立ち、開放的な雰囲気を演出できます。住宅の第一印象を左右する外壁の色として、清潔感や上品さを求める方に人気が高いカラーです。
また、白は膨張色のため、実際のサイズよりも広く見せる効果が期待できます。敷地面積が限られている場合やコンパクトな住宅では、白を採用すると閉塞感を和らげるのに効果的です。家を広く見せたい、すっきりとした外観にしたい場合には、おすすめの色といえるでしょう。
どのような色やデザインにも馴染む
白はどんな色とも調和しやすく、組み合わせに失敗しにくいのが特徴です。そのため、家全体のバランスを崩す心配が少なく、安心して選べます。たとえば、屋根や玄関ドアに濃いアクセントカラーを取り入れても、白い外壁なら違和感なく馴染みます。ナチュラルな雰囲気から高級感のあるデザインまで、幅広いテイストに対応できるのも魅力です。
白はシンプルでありながら洗練された印象を与えるため、デザインの自由度が高いというメリットもあります。モダンな外観はもちろん、プロヴァンス風やアメリカンスタイル、和モダンなど、さまざまなテイストにマッチするのも魅力です。時代や流行に左右されにくい色でもあるため、長く住む家の外壁として安心して選べます。
夏の暑さ対策に効果的
近年注目されているメリットのひとつが、白い外壁は家の中が暑くなりにくいという点です。白は光を反射する性質があり、夏の強い日差しによる熱の侵入を防ぐ効果が期待できます。直射日光を受けやすい南向きの家や、日差しの強い地域では、白い外壁の特徴をより実感しやすいでしょう。外壁の色によって室内温度が変わることは意外と知られていませんが、室温の上昇を抑えるのに役立つポイントです。
また、断熱性能が低い家では、外壁の色による温度差の影響を受けやすくなります。たとえば、黒や濃いグレーの外壁は太陽の熱を吸収しやすく、夏場は室温が上がりやすいという点が課題です。一方、白い外壁は熱の吸収を抑えられるため、エアコンの使用頻度を減らしやすく、電気代の節約にもつながります。省エネ効果を重視する人にも人気のカラーです。
白い外壁のデメリットと対策
白い外壁は、家を明るく清潔感のある印象にしてくれる一方で、汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。しかし、適切な対策を講じることで、美しい外観を長く維持することが可能です。ここでは、白い外壁のデメリットと対策方法についてくわしく解説します。
白い外壁は汚れが目立ちやすい
白い外壁は明るくおしゃれな印象を与える反面、汚れが目立ちやすいという欠点があります。とくに、雨風や排気ガスの影響を受けやすい環境では、汚れが付きやすく、黒ずみが目立ちやすいというのが難点です。
汚れやすい箇所としては、窓枠やバルコニーの笠木の下、換気扇の周りが挙げられます。雨水によるホコリの流れ込みや、排気の油分が原因で汚れが蓄積しやすいためです。どの色の外壁にも汚れは付くものの、白い外壁はとくに目立つため、定期的なメンテナンスが必要となります。
汚れを放置すると高額な出費に?
外壁の汚れが気になる場合、定期的な掃除やメンテナンスが欠かせません。外壁の汚れは時間が経つほど落ちにくくなり、雨だれや排気ガスによる黒ずみは簡単にはとれなくなります。こまめに水洗いをすることで軽度の汚れは落とせるものの、長期間放置した汚れは、高圧洗浄による掃除が必要です。高圧洗浄を依頼する際は足場を組む必要があるため、最低でも30万円前後の費用がかかると考えておきましょう。
白い外壁のメンテナンス対策におすすめの塗料と外壁材
白い外壁の汚れ対策として最も効果的なのは、防汚性と耐久性に優れた外壁材を選ぶことです。 たとえば、ニチハのサイディング外壁「フュージェ」は、セルフクリーニング機能を持つ「マイクロガード」により、汚れが雨で自然に落ちる仕組みになっています。また、色あせやひび割れに強い「プラチナコート30」によって、美観を40年以上も保つことが可能です。
一方、モルタルなどの塗り壁は、表面がザラザラしているため汚れやすく、白を選ぶと数年で汚れが目立ちやすくなります。そのため、アイカ工業の「ジョリパット」のように、汚れを弾く成分が含まれた塗り壁材を選ぶのがおすすめです。白い外壁を採用する際は、汚れが付きにくい外壁材を選び、長く美観を保てるよう対策しておきましょう。
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黒い外壁のメリット
黒い外壁は落ち着いた雰囲気や高級感を演出できるだけでなく、デザイン性やメンテナンスのしやすさなど、さまざまなメリットがあります。ここでは、黒い外壁の魅力についてくわしく紹介します。
落ち着いた高級感のある外観になる
黒い外壁の最大の魅力は、落ち着いた雰囲気と高級感を演出できる点です。重厚感のある色合いは、スタイリッシュで洗練された印象を与え、シンプルながらも存在感のある外観に仕上がります。光の当たり方によって微妙に異なる表情を見せるため、時間帯や季節によって雰囲気が変わるのも魅力の一つです。
さらに、黒い外壁は周囲の景観に自然に溶け込みつつ、家全体の印象をワンランクアップさせられます。シックで落ち着いた雰囲気を好む方にとって、黒い外壁は理想的な選択肢といえるでしょう。
さまざまなデザインにマッチする
黒い外壁は、さまざまな住宅デザインと調和しやすいのが特長です。スクエアデザインや和モダン、ブルックリンスタイル、インダストリアルデザインなど、多彩なスタイルにマッチします。とくにシンプルな形状の住宅に採用すると、シックで洗練された印象を際立たせることが可能です。
また、黒い外壁は個性的なデザインにも馴染みやすいのが特徴です。アクセントカラーを取り入れたり、異素材と組み合わせたりすることで、独自性のあるデザインに仕上げられます。シンプルなデザインからモダンで個性的なスタイルまで、幅広い選択肢があるのも魅力です。
汚れが目立ちにくく、メンテナンスが楽
黒い外壁の大きなメリットの一つは、汚れが目立ちにくく、美観を維持しやすい点です。白い外壁では雨水やホコリ、排気ガスによる黒ずみが気になりますが、黒い外壁ならそうした汚れが目立ちにくくなります。交通量の多い道路沿いや都市部では、頻繁な掃除をしなくても清潔な印象を保ちやすいのが魅力です。
また、黒い外壁は白い外壁と比較して、メンテナンスの手間が減らせます。白い外壁は汚れが目立つため、数年ごとに洗浄や塗装のメンテナンスが必要です。一方、黒い外壁は頻度を抑えられ、手間をかけずに美しい外観を維持できます。
黒い外壁のデメリットと対策
黒い外壁は高級感やスタイリッシュな印象を与える魅力があるものの、デメリットも存在します。しかし、適切な対策を講じることで影響を最小限に抑え、美しい外観を長く維持することが可能です。本記事では、黒い外壁の主なデメリットと対策について解説します。
夏場に暑くなりやすい
黒い外壁の大きなデメリットは、熱を吸収しやすく、夏場に室内が暑くなりやすいことです。とくに日差しが強い地域では、外壁が熱を蓄積しやすく、室温の上昇につながる可能性があります。断熱性が低い住宅では、外の熱が室内に伝わりやすく、冷房の使用頻度が増えることで電気代が高くなることも考えられます。
対策
- 断熱材を強化:断熱性能が高い「断熱等級7」の住宅を選ぶと、外の熱を遮断しやい
- 遮熱塗料を使用:熱を反射する塗料を採用することで、外壁の温度上昇を抑えられる
- 庇(ひさし)や植栽を活用:日差しを遮る庇や植栽を設置すると、直射日光を防ぎ、室温上昇を抑える効果が期待できる
景観によっては目立ちすぎる
黒い外壁は存在感が強く、周囲の景観によっては「目立ちすぎる」と感じることがあります。とくに明るい色の住宅が多い街並みや、緑の多い環境では、黒い外壁が際立ちやすく、周囲との調和が取りにくくなることもあります。
対策
- 異素材や別の色を組み合わせる:黒一色ではなく、木製サイディングなどを取り入れると、温かみが加わり、周囲に馴染みやすくなる
- 壁面デザインを工夫:適度な凹凸をつけたり、壁面を分割することで、単調な印象を和らげ、デザイン性を向上させられる
黒い外壁にはデメリットもありますが、事前に適切な対策を講じれば、快適な住まいを実現可能です。デザイン性と機能性のバランスを考慮し、マイホームに合った外壁を選びましょう。
白と黒の外壁どっちが後悔しない?成功する選び方
白と黒、どちらの外壁を選ぶかは、家の印象を大きく左右する重要なポイントです。それぞれにメリットとデメリットがあり、慎重に選ばないと後悔の原因となってしまいます。ここでは、外壁の色選びで失敗しないために、押さえておきたい2つのポイントをご紹介します。
他の部材とのバランスを考える
外壁の色を決める際は、屋根や窓枠、ドアなどの部材との組み合わせを意識することが重要です。どれか一つの色が際立ちすぎると、統一感がなく、ちぐはぐな印象になってしまいます。とくにモダンなデザインを目指す場合は、全体の調和を意識しながら色を選ぶのがポイントです。
黒は存在感のある色のため、他の部材も濃い色を選ぶと圧迫感が強くなり、重たい印象になってしまいます。外壁を黒にする場合は、ドアや窓枠を同系色でまとめるか、アクセントカラーを加える場合でも1箇所程度に抑えるのがおすすめです。色のコントラストを適度に調整すれば、洗練されたデザインに仕上げられます。
実物のサンプルで色を確認する
外壁材のカタログ写真と実際の色は微妙に異なるため、必ず実物のサンプルで確認しましょう。写真だけで決めてしまうと、「仕上がってみたらイメージと違った」という失敗につながる可能性があります。白や黒のようなシンプルな色でも、素材や光の当たり方によって印象が変わるため、慎重に選ぶことが大切です。
また、室内と屋外では光の加減によって色の見え方が変わるため、自然光の下で確認すると仕上がりのイメージにより近づきます。外壁の色は単体で選ぶのではなく、屋根や玄関ドア、窓枠などの部材とのバランスを考え、家全体の統一感を意識しましょう。
まとめ
「白と黒の外壁のどっちが正解?」と迷ったら、次のポイントを考えるのがおすすめです。
- 白い外壁が向いている人 → 開放感がほしい、家を広く見せたい、明るい雰囲気が好き
- 黒い外壁が向いている人 → 高級感を出したい、汚れを目立ちにくくしたい、落ち着いた雰囲気が好き
白と黒の外壁のどっちを選ぶかで後悔しないために、実際のサンプルや周囲の景観を確認しながら、納得のいく選択をしましょう。