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家づくりコラム

廊下のない間取りの注文住宅ですっきり暮らす

「狭い土地でも広い家にしたい!」そんな方におすすめなのが、廊下のない間取りの注文住宅です。土地が狭くても広々とした室内を設けるには、どこかを削らなくてはなりません。そこで提案するのが廊下を削ること。
ふつう、注文住宅の設計図や間取り図を見るとほとんどが廊下のある間取りを採用しています。しかし、その廊下自体をなくすことで室内をひとまわり、ふたまわり広くできるのでは?そうお考えの方に、廊下のない間取りのメリットとデメリットを紹介していきます。

廊下のない家のメリット

狭小地で叶える広い家

ほとんどの家で存在する廊下をあえてなくす間取りは、その分の面積を有効活用することができます。
廊下は平均して2帖ほどの面積を必要とします。つまり、他の部屋が2帖分プラスされるということ。廊下のない間取りは、広いリビングや収納スペースを確保することができるんです。廊下のない間取りの注文住宅は、外観から想像しているよりも驚く広さで迎えてくれます。

動線をカット

生活で必要な動線である廊下がないことで、必然的に生活動線が短くなります。廊下という主な動線がないため、部屋から部屋へと移動する時も、廊下を介することなくスムーズに移れるのが、廊下のない間取りの魅力。
部屋と部屋をくるりと回れるような間取りにすることで、どこからでも移動のしやすい回遊動線の注文住宅にすることができます。

顔を合わせる機会UP

廊下がない注文住宅は、動線上リビングなどの居室をまたいで目的地に移動することになります。そのため家族との顔を合わせることが多くなり、自然とコミュニケーションがとれる間取りにもなります。

廊下のない家のデメリット

プライバシーの概念が薄い

廊下がないということは、玄関を開けてすぐにリビングといった間取りになります。そのため、来客時や宅急便がきた時に居室の環境が丸見えになってしまいます。さらに、通りすがりの見知らぬ人にも見えてしまうことがあるので、ロールスクリーンやドアを設置することでカバーすることが必要です。

音漏れ、匂い漏れ

部屋と部屋との境界線が薄く、ドアを開くと直接部屋がある状態になるのが廊下のない間取りの特徴です。そのため、テレビの音漏れや料理の匂いなどが伝達しやすく、気になる方にとってはストレスが溜まってしまう可能性があります。

ぶつかりやすい

上記で紹介した動線が短縮できるというメリットは、その一方で動線が交わりやすくぶつかりやすいとも言えます。なので、廊下のない間取りの注文住宅ではお互いに譲りあう思いやりがないと、諍いの原因になってしまうかもしれません。
家族みんなで相談して、どうやって暮らしていくかを固めていく方が良いでしょう。

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