新築で平屋を建てる前に!メリット・デメリットを徹底解説
新築の一戸建てを建てるとなると、2階建てのイメージを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし近年核家族化が進み一世帯の家族の人数も少なくなったことから、新築に平屋を希望する方も増えてきました。
平屋は当然一階のみなので、のびのびとした暮らしを楽しむことができ、動線が短いことが特徴です。
「新築で住宅を建てるなら、平屋にしてみたい」
「平屋に住んでみたいけれど、土地や家の広さ、日当たりを考えるとやっぱり新築は2階建ての方が……」
といったご意見をよくいただきます。皆様が想像する通り、平屋を建てるにはそれなりの土地の広さが必要です。今回はそんな平屋についてのメリット、そして知っておきたいデメリットについてもあわせてご紹介していきます。
5つの平屋のメリット
しっかりした構造の平屋は災害に強い!
地続きで一階建てである平屋は2階建てのお家と比べると、高低差が少なく強固な構造になります。高さが無い分、地震や台風などの災害に強いので、万が一の時も安心ですね。
また、外壁や屋根などのメンテナンスもしやすく、2階建てよりも面積が少ないため、費用も格段に抑えることができます。
平屋のお家は移動が短縮されて楽チン!
平屋の最大のメリットとして挙げられるのは、一般的な2階建てと比べてとても移動が楽だということです。階段がないため、洗濯物を干す度に上り下りする手間も省け、掃除も楽になります。
階段という動線がないため、家事をする奥様だけでなく家族全員にとっても動線が短縮されることが最大の特徴ですね。
段差が少ないため、お子様や足腰の弱い方にも優しいバリアフリーの住宅設計です。
自然と風の流れが生まれて長寿命に
2階建てなどの階段のあるお家では、フロアが分かれているため空気が滞りがちになります。
一方、平屋のお家は窓を開けるだけで空気の循環が生まれ、住宅全体に風が行き渡ります。新しい空気を常に取り入れることのできる住宅は、家自体の寿命が伸びるため、長く使うことができます。
また、2階がないので荷重が減り、長持ちするとも言われています。
住宅の面積に対して広く感じる平屋のお家
平屋はワンフロアで完結するため視線の抜けや奥行きを感じやすく、実際の面積よりも広く見えるのも特徴です。天井を高くすることで圧迫感が少なくなることも、広く感じる理由のひとつです。
他にも、4畳から5畳ほど必要であると言われている階段がないため、その分の空間を他の部屋にあてることができるのも魅力的ですね。
どこにいても家族を感じられる
どの部屋にいても同じフロアに家族の気配を感じることができるので、平屋は安心であると言えます。
家が1階、2階と上下に分断されることがなく、自然と家族で顔をあわせる機会が増えてコミュニケーションを取りやすくなります。
家族が集うリビングやダイニングなどの空間を広く設けると、よりコミュニケーションのとれておすすめです。
4つの平屋のデメリット
ある程度の土地の広さが必要
やはり平屋を建てるにあたって一番最初に考えなければいけないのは、土地について。
2階建てのお家と同じ面積で建てようとすると、とても狭い家になってしまいます。単純に一般的な家の2倍の土地面積が必要になると考えると、都市部で建てることはかなり難しいと言えます。
土地が必要であるということは、それだけお金も必要であるということ。
土地の面積・価格や建ぺい率などをしっかりと把握しなければならないので、専門家に新築について相談しながら家づくりに取り掛かると良いでしょう。
プライバシーや防犯の面では対策が必要
ワンフロアにおさまる平屋は、窓をつけると外から住宅内部の状況が見えてしまいます。
プライバシーの観点からだけでなく、防犯の面でも気をつけなければいけません。
防犯カメラをつける、塀を作る、センサーライトを取り付ける、などといった対策を行うことをおすすめします。
中心部は光が届かないことがある
ワンフロアの面積が広いため、他の部屋に囲まれた中心部は窓からの光を取り入れることができず暗くなってしまいます。
ひとつひとつの部屋を大きくし、囲まれて光が届かないといった状況を避けたり、天窓をつけたりといった工夫は必要になります。そういった意味でも間取りの難易度は高いとも言えるでしょう。
プライベートの確保が難しい
先ほど家族とのコミュニケーションがとれる、といったメリットを挙げましたが、逆手にとると個々人のプライベート空間の確保は難しいということになります。
ひとりになれるスペースがほしい場合は、各部屋の仕切りをしっかりと作る、廊下を作る、と最初から設計に組み込むことが大切です。
特徴を上手く使って快適な住まいづくりを
新築で平屋を建てる前に知っておきたいメリットとデメリットをご紹介しました。
メリットとデメリットは表裏一体です。ライフスタイルに合わせてどんな新築を建てるかを決めることが、家づくりの一番の近道となります。
平屋には平屋の、2階建てには2階建ての特徴があるので、それらを上手く利用してより良い新築づくりを進めていくと良いですね。
▼平屋の商品紹介を見る▼