収納、アトリエ…柔軟に楽しむ土間のある間取りのメリット
みなさんは“土間のある間取り”と聞くと、どんなイメージを浮かべるでしょうか。「昔ながらの家にあるもの」、あるいは「寒そう」というイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし、近年ではデザインのひとつとして取り入れられることも多くなってきました。収納としての玄関土間や自転車を室内に入れるためのインナーガレージ、作業するアトリエスペースのように使うなど、柔軟に使える空間として人気です。
注文住宅でこだわりの家を建てる時に取り入れたい間取りのひとつですが、実際に土間のある間取りにはどんなメリットがあるのでしょうか。
土間は地面と同じ高さの空間
そもそも“土間”とはどんな意味かご存知でしょうか。
土間は、室内でありながら地面とほぼ同じ高さになっている場所のことを言います。単に土を固めたものから、コンクリートやタイルなどで仕上げたものなど様々な土間があります。居室とは区別されており、家の中ではあるものの土足で歩きまわる空間になります。
台所や作業場として使われてきた土間ですが、現代の住宅では収納やインナーガレージ、アトリエ、コミュニケーションスペース、庭など様々な使い方で親しまれています。
土間のある間取りのメリット
収納スペースとして活用
土間のある間取りの使用目的の中で多いのは収納です。
近年、玄関続きで土間収納がある間取りの家が増えてきました。
人気の理由は、「玄関をすっきりさせたい」「自転車やベビーカーを室内にしまいたい」といったものが多いようです。玄関は靴や遊び道具、ベビーカー、傘などいろんな物を置いておきたい場所なので、気を抜くとあっという間に散らかってしまいます。
その予防策として、土間収納をつくることで倉庫のように大型の収納スペースとして使うと、来客があっても慌てずすっきりキープできます。
みんながくつろげるコミュニケーションの場に
来客があった時についつい立ち話をしてしまいますよね。そこで活躍するのが土間のある間取りなんです。土間を広く確保しテーブルや椅子を置けば、座っておしゃべりする場に変身します。
「立ち話は嫌だけど、家の中にあげるのも……」という方にとってもオススメ!
また、接客スペースとしての利用だけでなく、家族みんながいつでも使える作業スペースとしても使えます。
“靴を履く”という手間はありますが、それがかえって気持ちの切り替えとなり時には勉強する空間、時にはカフェのように休憩する空間といったように柔軟に使えます。
趣味を楽しむプレイルーム
土間のある間取りならではの活用法のひとつとして趣味を自由に楽しめることがあげられます。
多いのは自転車やバイクを収納&カスタマイズするインナーガレージという使い方。外と繋がっている土間だからこそできる使い方です。
他にも、釣り道具を飾ったり、絵や細工を楽しむアトリエとして利用したり、ビリヤード台を置いたり、ガーデニングをしたりなど、趣味を最大限楽しむ場所としても最適です。
汚れても水で流すことができる土間は掃除がとっても楽なので、汚れやすい趣味でも気兼ねなく楽しめます。
間取りで土間を取り入れて生活を豊かに
他にも、分別用のゴミ箱を設置してゴミの日が忘れにくくなる、室内で安心してこどもを遊ばせることができるなど、生活に密着したメリットがたくさんあります。
注文住宅を建てる際は、ぜひ土間のある間取りを検討してみてください♪