【2022年最新】姫路の注文住宅の費用相場は?価格や間取りを徹底解説
注文住宅を新築するときに、一番気になるのは費用ではないでしょうか。お気に入りの住まいを手に入れる注文住宅の建築は、一生に何度もあるイベントではありません。
「姫路市で注文住宅を建てたいけれど、いくらぐらいかかるのかな?」「考えている間取りはどのくらいの費用で手に入るのかしら。」と悩んでいる方も多いことでしょう。
そこで、今回の記事では姫路市の工務店が専門的な目線から、注文住宅の費用相場について徹底解説していきます。
注文住宅を建てるときの費用内訳
注文住宅を建てるときにはさまざまな費用がかかります。注文住宅は、間取りや住宅設備、外観デザインなどに依頼者の希望を反映できるのが大きなメリットです。しかし一方で、費用の内訳は建売住宅などと比較すると複雑になってしまいます。
そこで、注文住宅の予算管理に役立つ、具体的な建築費用の内訳をくわしく解説していきましょう。
土地購入費
所有している土地がない場合には、注文住宅の計画は土地探しから始まります。ほとんどの方は不動産会社を通して土地を購入されることが多いでしょう。その場合にかかる土地代金以外の費用としては
- 不動産会社への仲介手数料
- 印紙代
- 登録免許税
- 司法書士に対する報酬
- 不動産取得税
- 固定資産税・都市計画税
- ローンの手数料
- 消費税(土地売買代金には消費税は発生しないが、それ以外の仲介手数料、報酬には消費税が課税される)
があげられます。
土地代金以外にもかかる費用について把握しておくことが大切です。
建物本体工事費
建物本体を建てるための費用が建物本体工事費です。注文住宅の建築費用のうち、土地代金以外の約70%以上を本体工事費が占めます。本体工事費用は大きく分けて以下の3つがあります。
■基礎構造部分
仮設工事
基礎工事
木工事
■内外装部分
外壁・屋根・断熱工事
配管・配線工事
空調工事
住宅設備設置工事
■設計料
施工会社との契約内容によりますが、注文住宅ならではの魅力的な設計が本体工事費に含まれる場合があります。
設計事務所へ注文住宅の設計を依頼した場合は、その事務所の実績などによって設計料が設定されます。
付帯工事費
付帯工事費は建物以外の工事にかかる費用を指します。契約する会社によっては「別途工事費」と呼ばれることもあります。
- 庭や駐車場、門、フェンスなどの外構工事
- 水道管・ガス管の引き込み工事
- 照明・カーテンなどの取り付け工事
- 地盤調査・改良工事
などがあります。
諸費用
諸費用とは、工事費用以外にかかる費用のことです。契約にかかる費用や土地の購入、住宅ローンを組む際に必要な費用などがあります。
一つ一つは少額でも合計すると大きな金額になるため、あらかじめ予算に組み入れておきましょう。
家具インテリアの中で高額になりやすいのが、カーテンなどのウインドウトリートメントです。窓の数や大きさにもよりますが、数十万円になることも珍しくないため、注意が必要です。
- 工事請負契約にかかる手数料や印紙税代
- 住宅ローン借り入れの融資事務手数料および保証料
- 地鎮祭や上棟式
- 家具・家電・インテリア購入費
注文住宅の建築に必要な資金と広さ
注文住宅の費用内訳がわかりましたが、実際の注文住宅の平均的な価格や広さはいったいどのぐらいなのでしょうか。統計をもとに解説していきましょう。
注文住宅を建築するのに必要な資金
■建築用の土地を購入する場合
注文住宅の建築にあたって土地を購入した場合の資金は、全国平均で4,606万円、そのうち自己資金は1,197万円という調査結果があります。 建築にあたって準備された自己資金の比率は26.0%です。*1
■建築用の土地を購入しない場合
あらかじめ建築用の土地があり、注文住宅の建築費用のみの場合の資金は、全国平均で3,168万円、そのうち自己資金は848万円でした。 自己資金比率は26.8%です。*2
■建築用の土地のみを購入する場合
注文住宅用の土地のみを購入した場合の資金は、全国平均で1,545万円、自己資金は600万円です。自己資金比率は38.9%でした。*3
注文住宅の平均的な広さ
次に、注文住宅の広さについての調査結果をご紹介しましょう。住宅金融支援機構の調査によると、敷地面積、住宅面積の全国平均と近畿圏の結果は以下の通りです。
全国平均 | 近畿圏 | |
敷地面積 | 252.4m²(約76坪) | 193.0m² |
住宅面積 | 124.4m²(約38坪) | 127.4m²(約39坪) |
注文住宅の平均的な広さと建築に必要な資金を知ることで、間取りや設備についても考えやすくなるのではないでしょうか。
また、自己資金は以上の調査結果を踏まえると、最低でも20%は準備しておきたいものです。自己資金ゼロでも建てられるというプランもありますが、無理のない予算を組むことが安心して暮らせる住まいづくりにつながります。
予算別注文住宅のプラン
注文住宅の平均的な予算と広さがわかりました。実際の予算ではどのような注文住宅が実現できるのでしょうか。予算別にくわしく解説していきましょう。
■1,000万円台の注文住宅プラン
注文住宅の平均的な建築費用は約3,000万円です。その1/3の予算となる1,000万円台ではどのような注文住宅が建てられるのでしょうか。
ローコスト住宅とも呼ばれる30~40坪を約1,000万円で計画する注文住宅。実現するためには、外観や間取りはできる限りシンプルにする必要があります。
外壁や屋根の形状に凸凹が多いと、外壁材や屋根材の加工や数が増えてしまいます。また、内装に関しても間取りは壁を少なくして広い空間を中心に考えましょう。
内装材は、クッションフロアや合板製の床材を使ったプランがほとんどです。ローコスト住宅では、必ず断熱性能や耐震性を優先させた仕様にしましょう。住宅の構造部分はリフォームするとなると多額の費用がかかります。一方、設備や内装は資金にゆとりができたときのリフォームで十分対応可能です。
■2,000万円台の注文住宅プラン
予算が2,000万円台になると、注文住宅のプランニングに幅が出てきます。そこでおすすめしたいのが、一点豪華プランです。
キッチンは家族全員で料理できるアイランドタイプにしたい、リビングだけは無垢材のフローリングを使いたいなど、注文住宅ならではのこだわりを一つにしぼって実現しましょう。
予算配分にメリハリをつけて、将来を見据えた計画を検討してみてはいかがでしょうか。
■3,000万円台の注文住宅プラン
注文住宅の全国平均レベルである3,000万円台の予算があると、希望に近い住宅が手に入りやすくなります。
たとえば、耐震や断熱などの住宅の基本性能を材料のアップグレードによって高める、おしゃれで耐用年数が長い屋根材や外壁材も選択するなども実現可能です。
間取りについては、思い通りに各部屋をレイアウトできる予算です。こだわりの内装材やキッチン、浴室などの住宅設備の導入も検討できます。
■4000万円台の注文住宅プラン
約40坪で4,000万円台の予算が準備できれば、余裕を持って理想の注文住宅を手に入れられるでしょう。
コの字型やL字型など中庭を設けるプランも十分実現可能です。外壁材、屋根材、内装材などの建築材料や住宅設備も、こだわりを持って仕上げられます。まさに注文住宅の醍醐味を味わえる予算帯といえるでしょう。
姫路市の土地単価とその特徴
注文住宅の平均的な広さや予算別の間取りについて理解が深まったところで、姫路市の土地単価もとに、注文住宅の費用相場を考えてみましょう。
姫路市の平均土地単価
毎年、地価公示価格が国土交通省から発表されます。その価格をもとにした最新の姫路市の地価は、
平均6.8万円/m² | 坪単価 22.5万円 | 前年比+1.4% |
です。
50坪の注文住宅用の土地を購入するのに必要な費用は、1,125万円になります。
姫路市の土地単価の特徴
姫路市内でもっとも土地価格が高い地域は、北新在家です。
平均9.8万円/m² | 坪単価 32.4万円 |
50坪の注文住宅用の土地を購入するのに必要な費用は、1,620万円になります。
反対に、もっとも土地価格が低い地域は、四郷町上鈴です。
平均5.9万円/m² | 坪単価 19.5万円 |
50坪の注文住宅用の土地を購入するのに必要な費用は、975万円になります。
以上から、姫路市内で注文住宅用の土地を購入するには、少なくとも1,000万円の資金が必要になることがわかりました。
姫路市で注文住宅の建築費用を下げるポイント
姫路市内に注文住宅をできるだけ安く建てるためには、どうすればいいのでしょうか。建築費用を下げるポイントについて解説しましょう。
水回りをできるだけまとめる
キッチンや浴室、洗面所、トイレなどの水回り設備をできるだけまとめてレイアウトすると、注文住宅の建築費用のうち配管工事にかかる費用が抑えられます。
たとえばLDKを2階にする間取りでは、水やガスの配管を2階まで引くための費用が余分にかかるため工事費用が高くなってしまいます。
キッチンの近くに浴室や洗面所を設けるプランは、建築費用を抑えられるだけでなく家事動線がスムーズになり暮らしやすいと人気です。2階のトイレは1階のトイレの真上にレイアウトすると配管工事がコンパクトになるでしょう。
外観デザインをシンプルにする
複雑な形の外観デザインを採用すると、外壁の面積が広くなるとともに必要な部材も多くなるため建築費用が膨らむ一方です。
1階と2階の形状を同じにすれば、基礎や構造、屋根に関わる費用を最低限に抑えることができます。立方体に近い形状の住宅は、耐震性が高いという特徴があります。コストを抑えて地震に強い注文住宅が手に入るおすすめのプランです。
屋根の形状は入母屋よりも切妻、切妻よりも片流れを選択すると、必要な部材が減りコストダウンできるでしょう。
間取りをシンプルにする
外観と同じように、間取りをシンプルにすることも建築費用を下げる方法の一つになります。たとえば家族の様子がわかると人気のリビング階段を採用することで、階段を仕切るのに必要な壁が減ってその分の費用がかかりません。
また、間仕切り壁を少なくして広々とした空間を楽しむ間取りプランも、建材が少なくなるため建築費用を抑えられます。
収納スペースは各部屋に設けるのではなく、家族全員で使用するウォークインクローゼットにまとめるなど、間取りの工夫でコストを下げることが可能です。
造作家具や湿式工事を避ける
大工や左官など、職人が必要な施工を避けると、その分人件費が少なくなり費用を抑えられます。
造り付けの洗面台や壁一面の収納はとてもおしゃれですが、職人が現場で建材を加工する時間と手間が必要です。
また、人気の自然素材である珪藻土を塗って仕上げる壁も、クロス仕上げと比較すると左官職人が必要なため施工費用が高額になるのは避けられません。
このような職人が仕上げる施工を少なくすることが、費用カットのポイントです。
住宅設備のダウングレードを考える
注文住宅のプランニングでは、キッチンや浴室、洗面台、トイレ、窓、ドアなど、たくさんの住宅設備を選択する機会があります。
キッチンを例にとってみると、カウンタートップやシンクが人工大理石のタイプとステンレス仕上げのタイプでは、価格差が数十万円になることが多いでしょう。
費用を抑えるためには、自分や家族の優先順位を把握してどこへお金をかけるかというバランスを決めることが大切です。
無垢材のフローリングは必ず使いたい、その分キッチンは予定していた人工大理石タイプからグレードを下げるなど、柔軟に対応できるのは注文住宅ならではです。こだわりたいポイントを把握しておくことで、注文住宅の建築費用を予算内に抑えられます。
姫路市の費用相場を知って注文住宅を建てよう
姫路市で注文住宅の建築を計画しているけれど、いったいどのくらいの予算が必要なのかと疑問に思っている方はたくさんいらっしゃいます。
今回の記事では、注文住宅を建てるときに知っておきたい基礎知識から、姫路市の住宅用土地の購入費用の相場まで幅広く解説してきました。
注文住宅の具体的な平均価格や相場を知ることは、予算プランを立てる際に必ず役立ちます。家族全員でしっかりと話し合うことが、こだわりの注文住宅を手に入れる大切なポイントです。愛着のある姫路市で理想の注文住宅をぜひ手に入れてください。
そして注文住宅でお悩みのことがありましたら、当社「アイフルホーム姫路店」までご相談ください。
当社は兵庫県で28年間、2,800棟の施工実績を誇る工務店です。姫路市における注文住宅も多数手掛けてきました。
「安全・安心な家をつくりたい」
「経済的に豊かになる家をつくりたい」
「お客様の暮らしに合わせた家をつくりたい」
アイフルホームの3つの想いを胸に、ベテランスタッフが一丸となって対応いたします。 ぜひ姫路市で注文住宅を検討していらっしゃいましたらご相談ください。お待ちしております!