住宅会社の選び方は「保証」が決め手!後悔しないために知っておきたい7つのチェックポイント
「どの住宅会社にするか迷っている…」とお悩みの際に、間取りやデザイン、価格だけで決めようとしていませんか?家づくりで後悔しないために注目すべき重要なポイントのひとつが保証内容です。マイホームを建てた後に発生するトラブルや修理費用を大きく左右します。
本記事では、住宅会社を選ぶ際に見落としがちな「保証」の重要性と比較すべきチェックポイントをわかりやすく解説します。「どのような家を建てるか」だけでなく、「建てた後、どのように暮らすか」まで考え、安心して暮らせる家づくりを目指しましょう。
家づくりの基本から知っておきたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
家づくり初心者が後悔しないための完全ガイド!注文住宅を建てる手順と成功の秘訣を徹底解説
住宅会社の選び方で「保証」が重要な理由とは?
注文住宅を建てる際、多くの人がまず注目するのは、デザイン・間取り・価格といった目に見える要素です。これらは家づくりを成功させるうえで重要なものの、それだけでは「建てたあとも安心して暮らせる家」にはなりません。長く快適に暮らすためには、見落とされがちな「住宅保証」の内容にも目を向ける必要があります。
家づくりにおいてなぜ保証が重要なのか、住宅会社ごとの保証内容の違いが、暮らしにどのような影響を与えるのかを見てみましょう。
住宅会社選びで見落としがちな「保証の重要性」とは?
注文住宅を検討するときは、「間取りはどうするか」「予算内に収まるか」といった部分に意識が向きやすくなります。しかし、実際に暮らし始めてからの安心を支えるのは、住宅保証の内容です。
家は、人生の中でも高額な買い物のひとつであり、20年、30年と長く住み続ける場所です。どれほど性能に優れた住宅であっても、建てたあとに不具合やトラブルが起こる可能性はゼロではありません。万が一のときに保証がなかったり、保証期間を過ぎていたりすれば、修理費はすべて自己負担となってしまいます。
住宅保証は、そうした事態に備えるための「暮らしの保険」のようなものです。ハウスメーカーや工務店を選ぶ際には、保証内容までしっかりと確認することが大切です。
保証が手薄だと起こる後悔とは?
実際に家を建てたあと、「もっと保証内容をしっかり確認しておけばよかった…」と後悔するケースは少なくありません。以下は、よくある失敗例の一部です。
- 10年後に雨漏りが発生したのに保証期間が切れており、修理費に20万円以上かかった
- 給湯器が故障したものの設備の保証は2年のみ。修理に数万円かかり、再発の不安も残った
- シロアリ被害が出たのに保証の対象外だったため、全額自己負担になった
これらの事例は、「保証がある=すべて安心」というわけではないことを物語っています。
住宅会社によっては、法的に義務づけられた「構造・防水に関する10年保証(瑕疵担保責任)」のみをカバーし、それ以外の保証はオプション扱いだったり、別料金で提供されていたりするケースもあります。
内容や保証期間をしっかり確認しないまま契約すると、思わぬ高額出費につながるリスクがあるため注意しましょう。
設備トラブルを防ぐには、そもそも設備選びが大切です。
注文住宅で失敗しない!おすすめ設備6選と後悔しない選び方のコツをわかりやすく解説もあわせてご覧ください。
保証の手厚さでわかる!信頼できる住宅会社の見極め方
保証は「有り・無し」だけで判断すべきものではありません。内容や手厚さこそが、住宅会社の家づくりに対する姿勢を映す鏡といえます。
長期保証を提供しているハウスメーカーや工務店は、施工品質に自信を持っている証拠です。たとえば「構造体を20年保証」と掲げるためには、20年経っても問題が起こらないだけの技術力と品質管理体制が必要となります。品質に不安があるまま長期保証を付けてしまえば、後に多額の修繕費用を住宅会社が負担するというリスクがあるためです。
また、保証期間中の定期点検やアフターサポート体制が整っているかどうかも、安心して暮らし続けるうえで重要なポイントとなります。建てたあとの暮らしまでしっかりサポートしてくれる住宅会社は、信頼できるパートナーといえるでしょう。
住宅会社ごとの保証内容を比較する際のチェックポイント
家づくりを検討する際、多くの住宅会社から「保証があります」と案内を受ける機会があるでしょう。本当に大切なのは、「何がどこまで保証されるのか」「いつまで保証が続くのか」といった具体的な内容です。ここでは、住宅会社が一般的に提供している保証の内容と、比較の際にチェックしておきたいポイントをわかりやすく解説します。
住宅会社ならどこでも対応?瑕疵担保責任と10年保証の基本
新築住宅を建てる際、住宅会社には「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」という法的義務が課せられています。住宅の構造や雨水の侵入のような重大な欠陥があった場合、引き渡しから10年間は無償で修理しなければならないというものです。
主な保証対象は、構造耐力上主要な部分(基礎・柱・梁)と雨水の侵入を防ぐ部分(屋根・外壁・開口部まわり )となります。
10年保証はすべての住宅会社に義務づけられている最低限の保証に過ぎないため、これだけで「保証が手厚い」と判断するのは早計です。重要なのは、法定保証を超えてどのような保証が用意されているかという点であり、住宅会社を選ぶうえでの大きな判断材料となります。
(参考:国土交通省「住宅の品質確保の促進等に関する法律」のポイント)
住宅会社の延長保証は有償?契約前に確認すべきポイント
近年、「長期保証」や「延長保証」を謳う住宅会社が増えてきました。しかし、保証内容や適用条件は、契約前にしっかり確認しておくことが大切です。
多くの住宅会社で採用されている延長保証制度には、以下のような追加費用や労力を要する場合があります。
- 10年目に有償メンテナンス(100万〜200万円程度)を実施することで保証が延長される
- 保証延長には、定期点検やメンテナンス契約の締結が必要
- 延長後の保証は、10年ごとの更新制
こうした仕組み自体が悪いわけではありませんが、「初期費用だけで安心」と思い込んでしまうと、後になって思わぬ出費に悩まされる可能性があります。
「長期保証あり」という言葉だけに安心せず、保証の条件・コスト・対象範囲を細かく確認することが、住宅会社選びで失敗しないためのコツです。
保証内容の範囲と対応力で住宅会社を選ぶコツ
保証を比較する際に重視すべきポイントは、大きく分けて「何が保証されるのか(対象範囲)」と「トラブル時の対応力」の2つです。検討する際は、以下の点をしっかり確認しましょう。
- キッチンや給湯器、トイレなど、住宅設備も保証の対象になっているか
- 地盤や地震に関する保証が含まれているか
- 保証期間内であっても、修理回数や対応回数に制限が設けられていないか
- 24時間365日対応の窓口があるか、専門スタッフが直接対応してくれるか
さらに、保証対象外のケースにも柔軟に対応してくれるかどうかも重要です。トラブルが起きた際、「保証外なので有償対応です」と突き放すような対応なのか、「まずは点検に伺いますね」と寄り添って対応してくれるのかは、住宅会社の誠意やサポート体制の質が表れます。
住宅会社の選び方で失敗しないために保証で確認すべき7つの項目
「住宅で失敗したくない」「入居後に余計な費用はかけたくない」と考えている方は、契約前に保証内容のチェックポイントをしっかり把握しておくことが大切です。ここでは、家づくり初心者の方でも安心して比較・判断できるよう、保証に関する重要なチェック項目をわかりやすく整理しました。
保証期間の長さは十分か?
最初に確認しておきたいのが、それぞれの保証期間です。法律で定められている「構造部分の10年保証」は、すべての住宅会社に共通する最低限の内容です。それ以上の保証があるかどうかで、住んだあとの安心感は大きく変わってきます。
たとえば、以下のポイントをチェックしましょう。
- 構造体や防水に20年保証があるか
- 住宅設備の保証期間はどのくらいか
- 延長保証は可能か、条件や費用はどのように設定されているか
住宅設備の保証は、1〜2年で終了してしまうのが一般的です。しかし、トラブルが起きやすいのは、5年後や10年後となります。長期保証を用意している住宅会社は信頼性が高く、住んだあとの予期せぬ出費も抑えやすいといえるでしょう。
地震・地盤・シロアリなどリスクごとに対応しているか?
保証内容は、「どのようなリスクに対応しているか」によって、大きな違いが生まれます。
とくに、地震・地盤・シロアリといった自然環境に関わるリスクへの備えは、長く安心して暮らすために欠かせません。
以下のポイントを事前に確認しておきましょう。
- 地震保証があるか
- 地盤保証が付いているか
- 防蟻保証は何年間か
これらの保証がしっかり整っている住宅会社は、リスクを見越して家づくりを行っている証拠です。中でも、再建費用まで100%補償する地震保証を備えた会社はごく一部に限られるため、住宅会社を選ぶ際の大きな判断材料となります。
点検やサポート体制は整っているか?
保証の有無だけでなく、トラブルが起きた際にすぐ対応してもらえるかどうかも、住宅会社選びで重要なポイントです。万が一のときに迅速かつ的確なサポート体制が整っていなければ、保証があっても実質的に役に立たないというケースもあります。
以下の点を事前にチェックしておきましょう。
- 保証期間中に定期点検があるか
- トラブル時の受付体制
- 修理依頼のしやすさ
たとえば、第三者機関による無料点検が9年目に実施されるなど、保証期間を十分に活かせるサポート体制が整っている会社は信頼性が高いといえます。休日や夜間でも対応窓口が稼働していると、より安心です。
三宅工務店の7つの手厚い保証とは?
三宅工務店では、法定基準をはるかに超える7つの独自保証を用意しています。構造や防水、地盤などの基本的な保証に加え、他社には見られない「オリジナル保証」まであります。ここでは、それぞれの保証内容をくわしく見てみましょう。
構造体保証:最長60年まで対応できる長期保証
建物の基礎・柱・梁・土台など、住まいの要となる重要な部分をカバーするのが「構造体保証」です。10年保証が主流となっている中、三宅工務店では20年保証を標準設定としています。20年経過した後も、有償メンテナンスなしで10年ごとの延長ができ、最長60年まで保証が継続可能です。
防水保証:屋根・外壁・開口部を20年保証
屋根・外壁・開口部・排水管の内部など、水の侵入を防ぐ重要な部位に対しても、三宅工務店では20年間の長期防水保証を設けています。万が一雨漏りが発生した場合でも、迅速かつ的確に対応できる体制が整っているため安心です。
防蟻保証:20年間のシロアリ被害への安心対策
シロアリ被害に備える「防蟻保証」についても、三宅工務店では20年間の長期保証を標準で提供しています。多くの住宅会社では5年程度の保証が主流で、延長には有償処理が必要です。当社では定期点検込みで20年間保証するため、余計な出費を抑えられるのが魅力です。
地盤保証:不同沈下にも備える地盤の20年保証
地盤の状態によっては、建物が傾いたり、深刻な損傷が生じたりする恐れがあります。不同沈下のリスクに備えるため、三宅工務店では地盤にも20年間の保証を標準で付帯しています。地盤保証は法律で義務づけられていないため、対象外としている住宅会社も少なくありません。地盤までしっかりとカバーしている点は、当社ならではの大きな強みです。
地震保証:10年間、再建費用を100%補償
多くの住宅会社が地震保険の加入を勧めるものの、三宅工務店では独自の地震保証を標準で付帯しています。万が一の地震で家が倒壊した場合でも、10年間は再建費用を100%補償します。同社の住宅が「耐震等級3(最高等級)」をクリアしているからこそ実現できる制度で、地震への備えを視野に入れた家づくりは、自然災害の多い日本において重視されるポイントです。
住宅設備保証:毎日使う設備に10年保証と安心のサポート
給湯器・システムキッチン・バス・洗面台・温水洗浄トイレなど、毎日使う主要な住宅設備に対しても、三宅工務店では10年間の保証を提供しています。メーカー保証は1〜2年程度が主流なものの、三宅工務店では修理回数に上限がありません。24時間365日対応のサポート体制も整っており、故障への備えが充実しています。日常的に使う設備だからこそ、暮らしを支える安心感に直結します。
オリジナル保証:細部の工事まで手厚くカバー
三宅工務店が高く評価されている点に、業界でも珍しい「オリジナル保証」があります。左官・塗装・シーリング・ガス・電気などは、保証期間が1〜2年と短いのが一般的です。また、保証対象外とされがちな小規模な工事や内部造作にまで、10年間の独自保証を付帯しています。幅広い保証があるのは、「すべての住まいを長く守りたい」という同社の想いがあるからです。
「保証」と「コスト」のバランスも気になる方は、戸建て住宅のメンテナンス費用とランニングコストを節約する方法!修繕費から税金まで抑えるコツもあわせてご覧ください。
まとめ|保証を比較して、後悔しない住宅会社選びを
住宅会社を選ぶ際、保証内容は「建てた後の安心感」を大きく左右する重要な判断基準となります。構造・設備・地震・シロアリなど、どこまで保証されているかを比較することで、後悔のない家づくりにつながるためです。三宅工務店では、7つの手厚い保証を通じて、住まいの安心と快適な暮らしを長期的にサポートします。理想の暮らしを実現するためにも、信頼できる住宅会社を見極めましょう。