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家づくりコラム

災害に強い注文住宅にするためのポイント

近年災害による住宅への被害が相次いでいます。災害への不安はどの世代にも膨らんでおり、防災に関する意識調査では約9割が今後の災害増加を懸念していると回答しています。
防災グッズや備蓄などを再確認し購入する方も多くなっており、半数以上が実施している防災対策ですが、注文住宅そのものへの対策を行うのも大切です。
「具体的にどうすればいいのかわからない」と言う方も、自然災害大国である日本に住む以上、災害は避けて通れる問題ではありません。これから注文住宅を建てるなら知っておきたい、住宅における災害対策をご紹介していきます。

土地をハザードマップで確認

最近でも記録的な被害となった洪水や浸水は、毎年台風が多く発生することを考えると避けて通ることはできません。そういった被害のある注文住宅は、あらかじめ被害が想定されていた場所も多かったことから、国土交通省が運営するハザードマップの有用性が高まっています。
ハザードマップは被害予測図とも呼ばれ、自然災害による被害を予測してその被害範囲を地図化したもの。予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報が既存の地図上に表示されます。
被害を受けやすい土地が地図でわかりやすく見ることができるので、ハザードマップを見ながら注文住宅の土地探しをすることもひとつの災害対策となるでしょう。

地盤の確認は国土地理院で

同じく地盤がしっかりしているか、埋立地などで注文住宅の土地自体が低くなって浸水の可能性が高くないか否かなどを確認するために、国土地理院で知ることが大切です。
国土地理院は、ハザードマップと同じく国土交通省が提示しているもので、誰でもネットで検索すれば見れます。地形図や写真、地形分類、災害情報などを発信するウェブ地図であり、正確な測量なので安心して閲覧することができますね。
また、一度確認すれば良いというわけではなく、日々土地は変わっています。災害が起きた時にどの経路を辿って避難するかを視認するためにも、年に一度は確認しておきたいところです。

注文住宅の性能

台風だけでなく、地震への対策として大事にしたいのは注文住宅の耐震性能です。最近では耐震だけでなく、制振や免震などといった言葉も聞かれるようになりました。
耐震は注文住宅自体を強くして地震に耐える構造。制振は制振は装置を用いて地震の揺れを建物内で吸収する構造、免震は装置を用いて地震の揺れをかわす構造です。それぞれの構造を組み合わせることで、地震での被害を軽減することができます。

定期的なメンテナンス

注文住宅のバルコニーや屋根は、さまざまな手法で雨水の浸透を防ぐ工事が行われています。
しかし年月が経つと注文住宅の劣化が進行したり、暴風雨などで棄損してそのままにしていると、そこから雨水が流れ込み建物内部を傷めます。防水の耐久年数はその工法によってまちまちですが、長く住むためには注文住宅の定期的な点検と必要に応じた補修が欠かせません。

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