土地を有効活用しやすいビルトインガレージ
敷地内に駐車スペースを設ける場合、居住空間のある建物とは別棟で建てるガレージや、カーポート(屋根と柱だけの簡単な車庫)のほかに「ビルトインガレージ」という方法があります。車を格納するスペースを建物の一部に組み込んで、シャッターやドアを設置したガレージのことです。「土地が比較的狭いという日本独特の事情から人気があります。
ビルトインガレージのメリット
家の内部にガレージがあることで、
・車が風雨にさらされることがない
・介護など家から誰かを連れ出す/家に連れ帰るとき、歩く距離がほとんどないので安心
・車へのいたずらが不安なエリアでも心配がなくなる
・近隣に駐車場を借りる必要がなく、その分車の維持費の一部が軽減される
といった利点があります。
また、自動車やバイクをご自身で手入れしたい方なら、それに必要な道具を置いておける場所にもなってくれますので、「趣味性の高い家」にもなってくれるものです。
防犯上安心
ビルトインガレージは、多くの場合シャッターをつけて屋内に車やバイクなどを収納します。車やバイクの窃盗事件から愛車を守ることができて安心できる点もビルトインガレージの魅力です。高級そうな車やバイクは、外の駐車場に止めているだけで、盗難に遭いやすくなります。愛車を他人の目から隠してくれるビルトインガレージは、それだけでも十分防犯に役立っているのです。
ガレージハウスの楽しみ方
近隣の家がさほど近くなく、煙の問題が発生しないようであれば、自動車を一旦外に出し、夏の日差しを避けながら家族やご友人とバーベキューをすることも可能かもしれません。
天候に左右されませんので予定変更しなければならないこともほとんどないでしょうし、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭なら、シャッターを閉めておけば「子どもが知らぬ間にでていってしまった」といった心配事もありません。
趣味の道具置き場としても活用
広めのガレージハウスをつくることができれば、趣味の道具をストックしておくこともできます。現在、アウトドア用品収納のためわざわざ遠方のコンテナハウスを借りる方もいらっしゃるくらいですが、運搬が面倒になり、趣味そのものをあきらめてしまうケースも少なからずあるようです。
趣味の面だけでなく、生活に必要で毎日車に乗っている場合も、買い物をしてきた荷物を家の中に持っていく労力も少なくて済みます。移動が少ないということは、これまで移動にかかっていた時間の短縮にもつながり、生活にゆとりが生まれます。毎日ちょっとした時間の積み重ねですが、長い目で見るとかなり大きな時間の節約です。